作家の略歴 :田中清貴 

1972 京都で生まれる。
京都御所に呉服・御道具・工芸品などを収める仕事をしていた祖父と木芸家の父という環境のもとで育つ。

 1988-1991 漆を学ぶ。
京都市立銅駝美術工芸高等学校漆芸科にて『独創性』と、本人の武器で特徴となる「漆芸」を学ぶ。さらに、同じ志を持った多種多様な分野で活躍する仲間と出会う。

 1991-1993 木工を学ぶ。
飛騨国際工芸学園木工科にて、木工の基礎技術を習得する。同時に陸の孤島だったこの地で素朴で洗練された日本本来の暮らしや文化に触れ憧れのスローライフを体現する。ここでの経験が今の作家活動の支えとなっている。

 1994-1996 インテリアを学ぶ。
町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミーにて『普遍性』を学ぶ。インテリアは人々の生活空間。いつでも・どこでも・誰にでも全てのものに共通する物でなければならない。インテリアを学んだことで、より木工作品の存在意義を考えるきっかけとなる。

2000-現在 個展活動を展開。
全国主要百貨店美術画廊やホテル、古民家などで精力的に個展を展開。25年に渡る個展活動で出会った多くのお客様、スタッフや関係各所の方々とのコミュニケーションを通して、日々多くを学んで作品制作に生かしている。